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健康の答え

便秘解消法

伝統的な便秘解消の基本は①生活②食事③薬です。③の薬は最後の手段と考えています。
一、生活習慣を整える 
排便の習慣をつけてください。根気良く続ければ規則的な排便のリズムができ便意が起こるようになります。
便意を逃さないでください。我慢していると、直腸、結腸反射が消えて便意がなくなってしまいます。
起床してすぐに水を飲んでください。起き抜けにコップ1杯の水を飲むと、腸が活発に活動しはじめます。
運動することで血液循環が良くなって大腸の動きが活発になります。ベッドの上でお腹を動かして、腹部をマッサージすると直接大腸への刺激となって、大腸の動きが活発になります。
精神的ストレスが積み重なると自律神経の働きが乱れ、腸の機能も乱されて便秘を起こしやすくなりますので、上手にストレスを発散しましょう。
ニ、食生活を整える 
きちんと一日3食にして、規則正しく食事をとることで排泄もスムーズに行われます。
水分が不足すると便が硬くなり排便が苦痛になります。便を柔らかくするために、水分摂取は欠かせません。こまめに水分を摂るようにしましょう。摂取する水分量の目安は、個人により異なりますが、一般的には1日に1.5L程度です。また、起きがけに水を飲むことで睡眠中に体から出てしまった水分を補うとともに、腸に程よい刺激を与えることができます。
適度に体を動かし、水分を摂取していても便秘が続く場合には、食物繊維(特に水溶性食物繊維)を多く含んだものを食べることが効果的です。食物繊維は便秘解消に役に立つ栄養素です。
果物を食べてください!果物に含まれる果糖には大腸を刺激する作用と、水分を引き込む作用があります。またクエン酸やリンゴ酸などの有機酸にも腸を刺激する作用があります。
三、便秘薬 
薬はどうしても便が出ない時の緊急措置です。一般的に市販されている主な便秘薬の種類は大腸刺激性下剤と機械的下剤です。
大腸刺激性下剤とは,大腸に刺激を与えて、大腸の動きを活発にさせるとともに腸壁からの水分を促して、便を軟らかくします。
大腸刺激性下剤は、旅行などに行くと一時的に便秘になってしまうようなときに、短期間で使用することができます。用法用量を超えて長期間服用すると、かえって便秘になるリスクが高まるので注意が必要です。
機械的下剤とは下剤の一種で、基本的には便に含まれる水分を増加させることで、硬くなった便を軟らかくする効果を持つ薬を指します。下剤には機械的下剤のほかに、腸の蠕動運動を活性化させる効果を持つ刺激性下剤があります。市販薬はほとんどの薬にマグネシウムの成分が含まれています。
機械的下剤の場合は慢性的に便秘が続いているときに適しています。ただし、マグネシウムを成分としているものは、高齢者や腎臓病の人ではマグネシウムの血中濃度が高くなってしまうことがあり注意が必要です。また、マグネシウムが他の薬の吸収を抑えてしまうなど、のみ合わせの問題が起こる場合もあります。
便秘薬を用法用量を守らずに量を多くしたり、回数を多くして長期間使用すると、大腸を刺激するタイプの薬の場合、大腸がその刺激にだんだん反応しなくなってしまい、かえって便秘になってしまう危険があるのです。